子どもと選手のクリスマス会

12月13日、子どもと選手のクリスマス会を開催しました。

8月からの5ヶ月間、毎月子どもたちと選手たちはzoomで交流を続けてきました。
その締めくくりとして12月13日夜、クリスマス会を開催し、子どもたち20人と、選手たち10人みんなで楽しみました。
サンタ帽をかぶった選手たちに、子どもたちもにんまりと喜んでいました^^

クリスマス会では2つの企画を楽しみました。

最初は、チーム対抗のビンゴクイズ大会!

これまでグループワークを続けてきた、サッカーブラザーズ、ウイニング12、おもカワ同盟の3チームに分かれて、ビンゴの得点を競います。クイズは、選手たちについて、「子ども時代」、「サッカー」、「ペット」、「趣味・特技」、「未来」の5つのジャンルから出題されます。

例えば、こんな問題です。

Q. 小林選手が子どもの頃になりたかった職業は?
Q. 森谷選手が小学生のころに好きだった子の名前は?
Q. 家長選手がプロになってもっとも衝撃を受けた選手は誰?
Q. 富樫選手、田邊選手のペットの名前は?
Q. 尾田選手、新井選手の他の人には負けない特技は?

などなど、選手たちの世間あまり知られていない事について、すぐに正解は出ないゆえに面白珍回答が楽しかったです。

対抗戦の勝敗は、最終問題までもつれこみ、チームの団結力を武器に競り勝ったおもカワ同盟が初代チャンピオンに輝きました^^

その後は、チームに分かれて、この5ヶ月間を振り返ります。

子どもたちから選手へ、目標についてできたこと・できなかったこと、この期間に新しく学んだことや発見したことや、嬉しかったことを話しました。

「友達が作るのが苦手だったけど、ここではみんなと話せて嬉しかった」

「選手たちと話せてたのしかっし、勉強になったし、小林選手とかケイマン選手からアドバイスをもらえると頑張ろうって思えた」

「目標に対して、沢山の選手の話を聞いて何を一番大切にしたらいいのかがわかった。ドリブルでちゃんと人が抜けるようになったりシュートしたりできるようになった」

「選手や他の参加者と関わって考え方が変わった」

「普通なら関わることができないような人たちとチームになって、皆の話をきいたり、相談に乗ってもらったりできてよかった」

「試合で点入れられるようになってきて、来年また続けられるようにがんばりたい」

終わりが近づくにつれて、涙ぐむ子たちもいました。
私たちの想像以上に子どもたちにとって大切な時間になっていたことに気づかされます。

この5ヶ月伴走プログラムを始めるにあたり、掲げた言葉があります。

***

「夏、秋、冬の5ヶ月間。子どもと選手がチームになる。
夢や、目標のこと。
サッカーのこと、サッカーじゃないこと。
友達や家族には言いにくくても、
選手には相談できること。

私たちは、きみの力になりたい。

継続的な関わりを通じて、
それぞれの成長、家族の安心、
その後の財産となる子どもと子ども、
子どもと選手の豊かな繋がりを
育んでいけたら嬉しいなと思っています。」

***

「きみの力になりたい」。
さもすれば一方通行の想いは、時間とともに応援するだけの関係性ではなくなり、同じチームの仲間としてお互いに支え合う存在に変わりました。
出会えた子どもたちは、私たちの宝物です。

最後は、選手から子どもたちへのメッセージ。
たくさんの愛ある言葉を、子どもたちに伝えてくれました。

実はこの伴走プログラムは、当初計画にはありませんでした。
森谷選手がもっと子どもたちに力になりたい、と連絡をくれ、他の選手たちが賛同してくれたおかげで実現するに至りました。

今回、子どもたちの中には、自律神経の病気で学校にいくことができなくなっていた子もいましたが、このプログラムに参加し、今は学校にも部活にも参加できるようになったようです。他にも、1年前は家庭の経済事情を心配して、「サッカーやめてもいいよ」、ってお母さんに話している子もいましたが、無事に今もサッカー辞めることなく楽しみ続けられています。

そうした目に見えることも、見えないことも、ひとりひとりの子どもの変化を思うと、
活動が完了した今、選手のみなさんに特別な気持ちを持たずにはいられません。
選手のみなさん、本当にありがとうございました!

最後になりますが、クリスマス会後にご家族から届いたメッセージを共有します。

プログラムが遂に終わってしまい、とても残念がっていますが、本当に貴重な体験をさせていただき、感謝でいっぱいです。
息子は小林選手や富樫選手の試合をいつもチェックし、点を決めたんだよ、などと私に教えてくれてました。
選手たちの活躍をとても励みにしていました。
選手あてにまとめのメッセージも用意してましたが恥ずかしくて全部は読めなかったようです。
小林選手についてならなんでも答えられる自信があったのにな、と悔しがっていましたが笑
ドラえもんが正解し嬉しかったって言ってました。
また来年も申し込んで、と言ってました笑毎年、あるプロジェクトだと思っているかもしれません。
将来、プロになれなかったらlove.fútbol Japanみたいになりたいって言ってました。サッカーをやってる子供たちに夢を与えたいと話しています。
父親を亡くしてもたくさんの方に力をもらい、サッカーを楽しむことができている息子です。
本当にありがとうございました。

5ヶ月間子供たちと繋がり続けていただき本当にありがとうございました。
我が家では、2人もお世話になり感謝しています。
娘は、学校へ行ったり行かなかったりと不登校が多い中サッカーだけは、唯一の友達との繋がりでした。知らない人の中ではオンラインでも参加が難しかったのにも関わらず、サッカーを通じて顔を出して参加し、自分から話している姿を見れたこと、彼女にとって楽しみ以上にとても大きなステップになりました。
息子は、オンラインを通じて周りをみるようになりました。
今までよりも、サッカーに関わることが一段と増えました。試合でも、周りを見るようにもなり、オンラインの中でもきちんと発言していた事に、驚いています。
父親は居ませんがサッカーを通じて、我が家が一つになったことは間違いありません。
このようなきっかけは、子どもたちに最高のプレゼントをいただきました。
まだまだ、多くのきっかけを待っている方々がたくさんいるかと思います。これからも、多くの子どもたちが最高の時間をいただけるよう願っています。
下にも一年生で弟がいるので、良い兄、姉になれたと思います。
また、機会がありましたらどうぞよろしくお願いします。

先日は、子供達の為にオンラインのクリスマス会を催して頂いて、有難うございました。
終わるのが本当に惜しいぐらいの会で、息子も毎回、サッカーブラザーズの皆さんとお話できるのを大変楽しみにしていました。いつも会が終わった後の息子は、とても落ち着いた表情になり、「楽しかった。ココロが落ち着いた」と自分でよく言っていました。
片親であるがゆえに、恐らく通常でさえ不自由な思いをさせている事も多い中、更にこのコロナ禍で私自身も失職するなど、不安定な時期を経験し、子供本人も不安な思いをしていたと思います。
その中で、このlove.fútbol Japanの活動に巡り会えた事は、親子共に、非常に貴重な機会になりました。
費用の面だけでなく、大きかったと思うのは、私1人では、フォローしきれない子供の精神的な部分の支えになった事は、間違いありません。
息子は今日も1日、学校の試合にフル出場に頑張ってきて、町の大会ではありますが優勝しました。おかげさまで、前向きに成長できてるのではと思います。
親としては、love.fútbol Japanさんを始め選手の皆さんが蒔いて下さった種を、良いように耕して、育てていけたらいいなと思います。終わりは寂しいですが、改めて、有難うございました。

5ヶ月伴走プロジェクトを企画して頂きありがとうございました。
この5ヶ月伴走プロジェクトを通して、私から見てですが、息子のモチベーションはかなり上がりました。
何より、月1度皆さんとzoomで、会える事を楽しみにしていました。5ヶ月伴走プロジェクトを伝えた最初は「5ヶ月も?!」って感じだったのですが、1回目の終了後より、「次はいつ?!」と、カレンダーに印を付け、2回目から生活音が、聞こえないように、部屋のドアを閉められ…。加藤さんから後日届くメールを楽しみにしていました!
本人は毎回終わって部屋出てくると、「姿勢ずっとちゃんとしてるから肩凝ったぁ。」と、緊張感の中楽しんで参加していました。1度プロジェクトの日とわが家の外出予定が重なった事があったのですが、「休みたくない」との事で一人留守番してして参加しました。なかなか緊張から上手く喋れない事も、あったらしいのですが、楽しい環境を作ってくださりありがとうございました。
「明日だからリフティング練習して言わなきゃ」や、試合後帰り道に「これ、ラブフットボールジャパンで次言おう」など、宿題もすぐ取り掛かる方ではないのですが、Zoomの日は時間までにやり終え参加し、「プロの人がね、こう言いなったけん」と、嬉しそうに話し、貴重な体験が出来ました。
この様な素敵な機会を与えて下さり心より感謝申し上げます。

love.fútbol Japanは、来年も日本で、経済的な貧困や社会格差でサッカーをしたくても諦めている子どもたちを支援する様々な活動を続けていきます。
サッカーを好きになった子どもたちの人生が豊かになるように、サッカー愛を届けていきます。

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