SHUKYU Magazine

Jリーグがきっかけでサッカーを始め、小中高とサッカーに明け暮れる日々を過ごしました。当時はそれが自分にとって当たり前の日常だと思っていました。

大人になって興味の対象は他へ移り、サッカーから少し離れていた時期もありましたが、再びサッカーとの距離が近づいたきっかけは、2011年に起きた東日本大震災の約3週間後に行われたチャリティマッチでした。連日暗いニュースが流れている中、試合を観ている時間はそうした不安から解放され、サッカーが持つ力の大きさを強く感じました。そこから、サッカーを通して自分に何ができるのか考えるようになりました。

そして2020年、コロナウイルスによって世界中から当たり前の日常が消えました。当たり前の日常がなくなった時、人はその価値を改めて感じます。一方で、周りを見渡してみると、自分にとっては当たり前のことが、別の場所では当たり前ではないという現実もあります。その中で、私たちには何ができるのでしょうか。1% Football Clubの活動を通じて、サッカーをできる日常が当たり前になった子どもたちが一人でも増えてくれると嬉しいです。

プロフィール

2015年創刊の東京を拠点に活動するフットボールカルチャーマガジン。ゲームの背後に存在するあらゆる様々な物事を独自の視点で読み解いている。
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